トップ > ビオトープ特集
ビオトープとは
ビオトープ(Biotop)、あまり聞きなれない言葉ですね。
Wikipediaでは、ビオトープの定義を以下としています。
ビオトープ(独:Biotop)、バイオトープ(英:biotope)は、生物群集の生息空間を示す言葉である。訳す場合は生物空間、生物生息空間とされる。語源はギリシア語からの造語(bio(命) + topos(場所))。転じて生物が住みやすいように環境を改変することを指すこともある。
言葉で書くと難しいのですが、生物がライフサイクルを行える空間を保全・構築する環境づくりと言えるでしょう。
松樹園では水辺を意識したビオトープ施工も行っております。
今回の特集では、ビオトープ施工のプランニングから施工、完成までを順を追ってご紹介したいと思います。
ビオトープのプランニングと施工の実際
今回、詳しくご紹介するのは「ビル屋上でのビオトープ施工」です。
都市部はビルが多く、またアスファルトの占める面積が大きい為、夏は非常に暑くなります。
照り返しのきつい屋上を緑化することは、ヒートアイランド現象を緩和するだけでなく、憩いの場としても非常に有効です。
もちろん、より自然な環境を構築するビオトープ施工とはいえ、四季の美しさや管理のしやすさも意識しないといけませんし、ビル特有の環境も考慮しないといけません。
なかでも直接目に見える樹木の選定やデザインは重要な位置を占め、施主様のご希望をカタチにする為、松樹園の持つ経験やノウハウを加味しながらプランを練っていきます。
【全体設計】
【完成イメージ】
上記の設計図では具体的な仕上がりイメージがわかりにくい為、施主様がわかりやすいように、施工後のイメージを「イラスト」や、3Dキャドをつかったレンダリング出力画像で擦り合わせを行います。
(下記は、プランニングに使用した完成予想イラストです)
全体イメージやデザインが決定したところで、施工工程に入ります。
もちろんビルの屋上でのビオトープ施工なので、一般的な造園工事技術だけではなく、防水工事や給排水設備が必要となります。